2009年07月09日

没後六年、人気は衰えず

このところの鉄道に関する本が数多く刊行されている。
ブームといっていいだろう。
数が多すぎて、とても全部買おうとは思えない。
どの本を買うか、その鑑定眼とでもいうべきものが試されている昨今といえるのでないか。
そんな中、あまたある鉄道本の中で、これは是非!というムックが刊行された。
それが「KAWADE夢ムック 文藝別冊 宮脇俊三」だ。

なぜ今、宮脇俊三なのだろう。
生誕何十年とか、没後何年といった年でもないし。
鉄道ブームで新たにファンになった人が、過去の書物を探しているうちに、宮脇さんの名著に行き着いたということなのだろうか。

このムックだが、特別対談の人選が絶妙だ。
原武史×今尾恵介「昭和を記録した車窓たち」、酒井順子×宮脇灯子「女子鉄の父・宮脇俊三」、北杜夫×斎藤由香「隣人・宮脇俊三先生のこと」の三本。
念のため、北杜夫の出世作『どくとるマンボウ航海記』は、宮脇さんが編集担当者で、斎藤由香は北杜夫の娘。
さらに脱線すると、『どくとるマンボウ青春記』の雑誌連載時の担当が村松友視さんであることを、この対談で初めて知った。

全部をぱらぱらと眺め終わって驚いた。
単行本未収録作品集が9月に刊行予定と告知されているではないか。
仮題は『終着駅』。
題名通り、宮脇さんの最後の作品となるのだろうか。
だが、宮脇さんの著作に『終着駅は始発駅』という鉄道エッセイ集がある。
最後の作品でまた新たなファンを開拓することになることも十分ありえると思う。
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2009年07月08日

目標を達成できる!かな?

「楽しく、ラクに、シンプルに! 英語ハックス」 佐々木正悟 堀E.正岳 著 日本実業出版社 読了。

私は読書メモをつけないことのほうが多い。
この本も、いつ読み始めたのか記録が残っていない。
ただ、奥付けから推測するに3月か4月ではなかったか。
その本をやっと読み終えた。

私は著者のお一人、心理学ジャーナリストの佐々木正悟氏の本は、刊行されたらすぐ読むことにしている。
だが、この本はまず買うところから迷った。
私に英語を勉強する意欲がないので、この本を読んでも時間の無駄ではないかと思ったのだ。
それでも結局は購入し、時間がかかったが読み終えてしまうのが、私の(本との)付き合いのよさの表れ、と考えてもらっていいだろう。

決してよい読者とはいえない私が進めても根拠が薄いが、この本に書かれている方法なら忙しいビジネスパースンも始められるし、続けられると思う。
英語を武器に自己のスキルアップを目指したいが、今まで何度か挫折しているという方にお勧めしたい。

私は、「ラクに」というところだけを追及し、ほかに応用できないかと思って読んだ。
応用できるところはある、と思った。
正しくない読み方とは思うが、たまにはこういった読み方もいいのではないかと自分に言い聞かせている。
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2009年07月07日

J2をさらに面白く見る

今週号の「サカマガ」はまた、なんだかなあ、という特集なのであえて取り上げない。
「サカダイ」一本で行く。

エスパルスサポの一番の読みどころは、Jリーガー・リレーインタビューシリーズ「J-FRIENDS」、ヨンセンの登場だ。
と書いたものの、ちょっとインタビュアーの突込みが甘いように思ってしまった。
まあヨンセンに優等生発言が多かったからかもしれないが。

それ以外では、J2大特集が、私には読み応えがあって楽しめた。
今年のJ2は面白そうだ。
これは部外者だから書けることで、サポの立場だったら毎日がひやひやもんだろうと思う。
ただ、J1で埋もれていた選手がJ2で試合に出ることによって大きく成長することがあることは強調しておきたい。
愛媛の内村、草津の都倉などはJ1でも活躍できると思う。

最後に一つ気になった記事を。
ヤマザキナビスコカップ/決勝トーナメントプレビューの記事の中で「現時点における両者の力の差は明らか。」とある。
そこまで書くほど明らかなのか?
記者の主観じゃないのか?
この記事を書いた記者に反省文を書かせるような、内容のある試合を見せてくれると信じている。
タグ:サカダイ
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2009年07月06日

コミュニティバスと自転車

今週は水曜日にJ2の試合がある。
ただ、最寄でさえ平塚なのでパス。

土曜日、この日が一番のヤマである。
なにがヤマかって、まず1時からJFLのMIOびわこ草津対アルテ高崎@湖南市市民グラウンド陸上競技場を見る予定。
湖南市といわれてもぴんと来る人はいないだろうな。
琵琶湖に接していないのにこのネーミングはどうなのだろう。

終了後、万博に移動してガンバ対エスパルスの試合を見る。
このはしご観戦は、たまらなんな。
計画の段階でわくわくしている。

日曜日、選挙に行ってそのあとどうするか。
今のところニッパツの可能性が大。
荒田がいなくても水戸は見ておきたい。
ムラジュンもいることだし。

土曜日は気分良く一日を終えることができるか、大事な大事な日になりそうだ。
posted by s-crew at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦予定 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キックオフ直後に要注意

日曜日の午前中、自宅でのんびりしたあとは味スタへ向かった。
対戦カードは東京ヴェルディ愛媛FC。
ヴェルディの勢いは本物か、そして愛媛の今シーズンの戦いぶりは、こういった点に注目して観戦することにした。

試合は前半2分にいきなり動く。
服部の蹴ったCKを、この日先発の二種登録のCB高橋が頭であわせてヴェルディ先制。
その後も10番レアンドロを中心とした攻めで、ヴェルディがペースを握る。
愛媛は、いったんボールを持つと、長く持ち続けられるのだが、なかなかゴールに近づかない。

後半も開始1分という時間帯に、ヴェルディがレアンドロの技ありシュートで追加点をあげる。
決めた後、一目散にサポーター席に向かうレアンドロに少し感動。
第三者の目で見ると、こういう選手はサポーターから愛されるだろうなと思う。

そのあと愛媛が運動量を武器にヴェルディゴールに迫るが、この日はCFの大木の日ではなかった。
決定力のあるFWが一人いるだけで愛媛は順位が違ってくるだろうなと思った。
ただ、このサッカーは運動量が生命線なので、これからの時期苦しくなるだろうとも思った。

逆にヴェルディは、手堅い印象を持った。
4強に割り込んでくることができるか、これから注目したいと思う。

2009年07月05日

特集はモアマニアックに

雑誌東京人」は、鉄道の特集をすると売り上げがよくなるのではないかと思い始めている。
三月に貨物列車の特集をやったと思ったら、3日発売の今月号の特集は「踏切、鉄橋、ガード下」。
これまたマニアックな、ディープな特集だ。

踏切といえば、先日この欄でも紹介した「線路を楽しむ鉄道学」の著者今尾恵介氏が「大踏切が街にあった頃」という地図付の記事を書いている。
自称フミキリストの面目躍如といったところか。

また特集の冒頭の「見て、乗って、感じてきた東京の鉄道。」という原武史氏と丸太祥三氏の対談も興味深く読めた。
原武史氏は、このところ鉄道記事での登場が増えている。
紹介記事のところで「現在は団地や鉄道、特に私鉄という視点から戦後社会を分析する仕事を始めている」とある。
ここのところは私の関心のあるところと一致する。
早く一冊にまとまったものを読みたいと思う。

わたしはあまり鉄道写真には関心を持たないほうだが、この号に掲載されている写真には、けっこう心を揺さぶられるものがった。
昭和という鉄道黄金時代の記録として提示されているからだろうか。

この先、「東京人」の鉄道特集がどこまでマニアックな世界に行くのか、非常に楽しみでもあり、また若干の怖さというか後ろめたさのようなものも感じている。
それなりの需要がある特集が、これからも出てくることを願う。
posted by s-crew at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑誌・ムック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アンハッピー・バースデイ

勝たなければいけない試合だった。
エスパルスにとって記念日に行われた試合だったから。
ヨンセンが移籍後初めてヘッドで得点を決めたから。
オカちゃんが2ゴール、しかもそのうち1つはダイビングヘッドで決めたから。
これだけ揃っていたら、せめて前半のスコアのままで終わらせたかった。
しかし現実は3−3のドロー。
しかも同点ゴールはロスタイムも残りわずかという時間。
試合後のやるせなさは、Jリーグカップの山形戦後に匹敵した。

今回はあえてサンガ視点で試合を追ってみたい。
エスパルスのCKから逆にカウンターを仕掛け、ものの見事にはまって先取点。
だがそこからはエスパルスのクロスに防戦一方というか、失点を重ねる。
前半は4バックと3バックの時間帯とがあったと思うが、どちらも対応しきれていなかったようだ。

だが後半、ベンチにいたFW登録の選手を次々に投入し、流れを持ってくる。
このあたりがエスパルスと違うところとあえて書いてしまおう。

エスパルス側に戻ると、やはり攻撃は最大の防御なり、だったと思う。
去年の日本平でのグランパス戦。
1点リードのグランパスは守りに入らず、FW杉本をいれ、追加点を上げて勝利を確実なものにした。
敗戦や悔しい引き分けの試合からいかに学べるか、それが今後の順位に大きくかかわってくると思う。
posted by s-crew at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | エスパルス(トップ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月03日

2006年の国際シンポジウム

「世界は村上春樹をどう読むか」 国際交流基金 企画 柴田元幸 沼野充義 藤井省三 四方田犬彦・編 文春文庫 読了。

村上春樹の人気がすさまじい。
国内では最新長編「1Q84」があっという間にミリオンセラーになる勢いだ。
また国外でも、おそらく多くの人が思っている以上に一種カルト的な人気を持っていることが、この本から読み取れる。

2006年に、東京札幌神戸で、国際交流基金主催により「国際シンポジウム&ワークショップ 春樹をめぐる冒険―世界は村上文学をどう読むか」が催された。
この本は、そのシンポジウムの記録である。

「春樹をめぐる冒険」とは、当然村上春樹の代表作「羊をめぐる冒険」をもじったもの。
ちなみに私の記事タイトルは2作目の「1973年のピンボール」を意識したものだが、わかっていただけただろうか。

世界の村上文学に話を戻すと、現在ほぼ40ヶ国に翻訳されていて、まだこれからも増えるらしい。
国際的な文学賞も受賞し、今年あたりはノーベル文学賞を受賞するかもしれないと本気で思っている。

ちなみに私は「1Q84」は買っていない。
単行本で読む気はいまのところない。
村上春樹の単行本で持っているのは「ノルウェイの森」だけだと思う。
こんな私は、明日ノルウェー人がのりのりになることを願っている。
posted by s-crew at 22:28| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月02日

「笑うエゴイスト」として

今日発売の雑誌Number」、サッカー日本代表の特集。
タイトルは「変革なくして4強なし」。

代表の岡田監督以外では、3人の選手に主にスポットが当てられている。
その中の一人がわれらのオカちゃん、「エゴイストへの変貌」。

インタビュー記事を読んでいて意外に思ったのが、オカちゃんが健太監督のことを“健さん”と呼んでいること。
その健さんからのオカちゃんへのアドバイスが「ゴールを取ることに執着しろ」。
ここからシンプルにやるようになったとおカちゃんは述懐する。

インタビュアー氏は期待する。
オカちゃんの出現により、パスの受け手主導の時代が訪れることを。
オカちゃんが「エゴイズム」をむき出しにするとき、日本のサッカーが変わるかもしれない。

オカちゃん以外の話題も出そう。
ニッポンを変えるゼロキャップの新鋭たち。」にアオの名前が。
世間はまだアオのこれからを期待している。
ストロングポイントを磨いて、南アフリカを本気で狙ってほしいと思う。
やはり86年組にかける期待は私も大きい。
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2009年07月01日

フットボール・クレージー

「冬そして夜」 S・J・ローザン著 直良和美 訳 創元推理文庫 読了。

月一冊ペースで読んできた「リディア・チン&ビル・スミス」シリーズの第8弾まで来た。
この作品以降、著者は新作を発表していないようなので、実質的にシリーズ最後の作品となる可能性が高い。

今回の舞台も、前作同様ニューヨークではない。
ビルの妹の住むニュージャージー州ワレンズタウンという街。
この街の誇りはハイスクールフットボール
当然サッカーではなく、日本ではアメリカンフットボールと呼ばれるほう。

フットボール部員にあらずんば、男子生徒にあらず、といった風潮がこのハイスクールとさらに街にまである。
このいびつな関係は、日本では高校野球に置き換えるとわかりやすいのではないか。
フットボール部員が悪さをしても、少しぐらいのことなら地域ぐるみで目を瞑る。
選手も、さらにコーチも増長するという悪循環が起こる。

そんな街とハイスクールに溶け込めないビルの甥っ子の家出が事件の始まりだった。

事件が解決してもほろ苦さが残る。
そして、シリーズ最終巻と思われるが、ビルとリディアの関係は不透明なままだ。
できればもう一作、シリーズ完結編と銘打った作品を書いてほしいと思った。
逆に言えば、このまま終わらせるには惜しいシリーズだということでもある。
posted by s-crew at 21:56| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする