2011年06月10日

冒険は次の舞台に向かう

「日本代表の冒険 南アフリカからブラジルへ」 宇都宮徹壱 著 光文社新書 読了。

メモを見ると5月5日に読み始めて、5月12日に読み終えている。
読み終えてからこのブログで紹介するまでひと月近くが経ってしまっている。
だが偶然とは恐ろしい。
この本は2010年6月10日の項から始まっている。
狙っていたわけではないのだが、ちょうど1年前の今日だ。

日本代表とはもちろんサッカー日本代表のこと。
そして南アフリカは2010ワールドカップが行われた地。
プロローグにも書かれているように『本書は、スポーツポータルサイト「スポーツナビ」にて、大会期間中、毎日連載していた「日々是世界杯2010」を大幅に加筆・修正したもの』だ。

期間は、最初にも書いたが6月10日から始まり7月11日に終わるまでの約ひと月間。
昨年の今頃はワールドカップが始まる期待感と、日本代表は大丈夫だろうかという不安感とが入り混じったなんともいえない気持ちでいたように思う。
今振り返ってみれば、大会期間中は楽しかったという思いが残っている。

題名には「日本代表の冒険」とあるが、ベスト16の戦いが終わった6月29日を過ぎてからは日本代表以外のことがメインとなる。
また試合とは別に、生で感じる南アフリカのレポートも面白い。
このあたりはいかにも宇都宮徹壱という感じがする。
いかにもといえば、写真もおそらく著者の撮影したものだろう。
各国のサポーターの写真は、それぞれ特徴が出ていて、見ていて飽きない。

昨日のエントリーで、300ページを越える新書はあまりないというようなことを書いたが、この本も300ページを越えるものだ。
厚い本だが、読み終えるのが惜しくなる。
それは大会が終わりに近づくにつれ寂しさが増すことに似ている。

日本代表の冒険がブラジルでも見られることを、そしてその冒険を宇都宮氏がレポートしてくれることを期待して。
posted by s-crew at 23:23| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キュレーターを見つけよ

「キュレーションの時代」 佐々木俊尚 著 ちくま新書 読了。

メモを見ると4月27日に読み始め、5月4日に読み終わっている。
読み終わってひと月以上経っているので、細かいところは覚えていない。
だが読んでいる最中は、これは読む価値のある本だと強く思ったのは覚えている。
著者の本は何冊も読んでいるが、この本ほど知的好奇心を刺激された本はなかった気がする。

キュレーションとは何か?
この本の扉の裏に説明がある。
〔キュレーション〕
無数の情報の海の中から、自分の価値観や世界観に基づいて情報を拾い上げ、そこに新たな意味を与え、そして多くの人と共有すること。

これだけを取り上げてもわかりにくいかもしれない。
このキュレーションを説明するために、プロローグからゆっくり丁寧に筆を進めている。
理解するために必要な用語も例を挙げて説明されている。
ビオトープ・視座・コンテキストなど。
そして論の中心とも言える第四章へ。

この章において、本の題名である「キュレーションの時代」を解説している。
ブログやSNS、ツイッターなどによって、「つながり」の情報革命が始まっている。
マスメディアからではなく、「つながり」のあるキュレーターからもたらされる情報のほうが価値がある、そういう時代に今われわれは立っている。

新書とはして珍しく、300ページ以上もある。
それだけの量を必要とした内容だと思う。
拙い紹介ではあったが、多くの人に読んでいただきたいと思う。
そしてそのことで「つながり」が生じればという思いもある。
posted by s-crew at 01:18| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。