2011年07月02日

鉄学者は今日もホームで

「鉄道ひとつばなし3」 原武史 著 講談社現代新書 読了。

5月30日から読み始め、6月7日に読み終わっている。

4年に1度のお楽しみといえば、一般的にはワールドカップだったりオリンピックだったりするのだろう。
だが読み鉄なら、「鉄道ひとつばなし」が読めることと答えるかもしれない。
「鉄道ひとつばなし」が刊行されたのは2003年、「2」が2007年、そして今年「3」が刊行された。

以前にも書いたが、このシリーズはもともと講談社のPR誌『本』に毎月連載されているものを加筆修正し、テーマごとに構成しなおしたもの。
連載はすでに15年に及んでいる。
よくもまあネタは尽きないものだと思うかもしれないが、そこは蛇の道は蛇というか、鉄の道は鉄道というか、本人も自ら鉄学者と自称するようになった鉄道好き、過去の思い出であったり、新しくできた施設に足を運んだりして、これならまだまだネタは尽きそうも無いと思わせる。
ちなみに著者は日本の政治思想史が専門の大学教授が本業。
鉄学者という自称はそこから来ているはず。

全部で9章からなるが、今回一番印象に残っているのは第5章の『文化としての鉄道』の章。
その中でも特に「鉄道博物館を見学して」の項の『何だかバカにされているみたいだな。』というつぶやきが、強く胸に残っている。

第4章「鉄道から読む・鉄道で遊ぶ」も著者らしさがよく出ている。
「駅名が人名になる」では東葉高速鉄道の飯山満駅が出てくる。
飯山満と書いてはさまと読む。
いいやまみつるで変換したら一発で変換されたが、はさまで変換したら迫が最初だった。
ここで私が連想するのは、埼玉高速鉄道の戸塚安行駅だ。
この字を書いて、とつかやすゆきさんていそうだなと、この鉄道に乗るたびに思っていた。

硬軟織り交ぜ、鉄道の過去現在未来を自在に語る。
「4」の刊行は、やはり4年後だろうか。
だとしたら、待ちきれないなと思う。
posted by s-crew at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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