2011年08月31日

主役級が勢ぞろいの作品

「天使と罪の街」 マイクル・コナリー著 古沢嘉通 訳 講談社文庫 読了。

7月13日から読み始めて7月21日に読み終えている。
読み終わってひと月以上経っているが、内容をどこまで覚えているか定かではない。
とりあえず書き続けてみる。

ロス市警の刑事から私立探偵になったハリー・ボッシュのシリーズもこの作品で10作品目になる。
ハリー・ボッシュシリーズと書いたが、過去のコナリー作品で主役を張った人物が何人も出てくる。
本文の前にある『主な登場人物』から拾うと、ハリー・ボッシュ以外にも、レイチェル・ウォリング、詩人(ポエット)[連続殺人犯]、テリー・マッケイレブなど。
いってみればこの作品は豪華キャストによる今までの総決算的なものと言っていいだろう。

物語の最初から驚かされる。
主要登場人物と思われた人間が死んでいることが明かされるのだ。
コナリーはこういったサプライズがお好きなようで、今までも作品の終わりの時点で、エッと驚かされたことが何度かあった。
だがこの作品では、最初から来ましたよ、並みの作家なら考えもしないな、こんな展開。

物語は3つの視点から描かれていき、だんだんと集約されて結末に至る。
この小説の原題は「The Narrows」、狭い川、さらにいうとロサンゼルス川を指す。
3つの視点が合流し一つの流れとなる展開は、まさに川のごとくであった。

川の流れに乗るごとく、快調に読み進めることが出来た。
上下2巻の大作だが、一週間あまりで読めたのもその証といえるだろう。
それだけ次の展開が楽しみだったということも出来る。

この作品で何人かのシリーズキャラクターとお別れし、ハリー・ボッシュシリーズは新たな段階へと進むだろう。
実は次の作品はもう買ってある。
近いうちに読み始めることになるだろう。
こんどはどんなサプライズがあるか、それも楽しみである。
posted by s-crew at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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