2013年04月09日

ソフトな鉄子 地下を行く

「地下旅(チカタビ)!」 酒井順子 著 文春文庫 読了。

私の偏見かもしれないが、地下鉄ほど旅情に遠い鉄道はないように思う。
地下鉄、イコール通勤に利用、だから満員ですし詰め、できれば乗りたくないと連想してしまう。
ところが鉄道ファンの中には、地下鉄を愛して止まない人がいる。
この「地下旅!」の著者、酒井順子女史もその一人だ。

著者は書いている。
鉄道がなぜ好きか、それは胎内にいるようだからと。
それなら、地下鉄が好きなのも納得できる気がする。

東京メトロの8路線、都営地下鉄の4路線を中心に、東京以外の路線にも、さらには香港にまで足を伸ばしている。 
私は一応全部の路線に乗ったことはあるが、全区間はさすがに乗ってはいない。
逆に全区間乗っている路線のほうが少ないのではないか。
著者は雑誌の企画で過去に全路線完乗をしている。
うらやましいと思う気持ちが少しだけある。

鉄道本ではあるが、逆に鉄道好きからはあまり受け入れられないような気がする。
やはり旅情を求める人が多いだろうから。
でもこういった本があってもいいと思う。
私にとっては、いろんな意味で力が抜けたところが面白いと感じた本だった。
posted by s-crew at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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