2013年06月30日

ジェフ一点差で逃げ切る

29日の土曜日、国立と迷ったけど結局フクアリに足を運んだ。
J2ジェフ対ヴェルディの一戦。
この日は同好の士というか同病の士というか、とにかく二人で観戦した。

ジェフといえばどうしても兵働が気になるが、この日は出場せず。
どうやら怪我らしい。
兵働のいないジェフはどうゲームを組み立てるのかに関心を持った。

試合は早い時間帯に、ジェフのナムがヴェルディの安田のパスミスを掻っ攫ってそのままシュート、これが決まってジェフ先制。
ヴェルディのDF陣の寄せが甘かったように思った。

ヴェルディの反撃は前半アディショナルタイムに入ろうかといった時間帯。
左サイドからのクロスにジェフはクリアしきれず、最後は汚名返上安田が決める。
この時間帯に得点をあげたことで後半はヴェルディが有利かと思った。
ジェフも兵働の不在をあまり感じさせなかったけど。

後半、決勝点を挙げたのはジェフ、カウンターから谷澤が田中へパス、田中はDFを一人かわして左足でシュート、この時点で勝負ありの感があった。
田中のシュートはGKがはじいて防いだものの、大塚がつめる。
大塚はどうやら初ゴールらしい。

ジェフは主力が不在でも勝ったことは意味があるだろう。
戦力を考えたらもっと上に着けていてもおかしくない。
ヴェルディはどうだろう、全体的にシュートの意識が不足していたのではないかと思った。
J2を面白くする意味でも、健闘を期待したい。

2013年06月28日

今年の夏はどこへ行こう

夏休みに向けてだろうか、鉄道特集をする雑誌が目立つようになった。
そんな雑誌の中でひとまず取り上げて起きたいと思ったのが「一個人」8月号、特集名は『2013年度版 大人の鉄道大図鑑』だ。

全部で5部からなる。
〈第1部〉 2013年新登場した鉄道
〈第2部〉 新幹線車両大解剖
〈第3部〉 リニアモーターカー進化の軌跡
〈第4部〉 みどりの山手線50周年変遷史
〈第5部〉 全国各地の人気列車

〈第1部)では、近鉄の新特急「しまかぜ」のページが面白かった。
私の場合、路線については乗ってみたいと思うが、列車についてはこの列車に乗りたいと思うことはあまりない。
そんな私を乗りたいと思わせるものが「しまかぜ」にはあるように感じた。

〈第2部〉〈第3部〉については、あまり面白いとは思わなかった。
すでに読んだような内容と思った。

〈第4部〉を読む前は、おやっと思った。
山手線の歴史はそんなに浅かったっけ?と思ったのだ。
よく読むと『みどりの山手線』50周年とある。
ウグイス色の車両が走り始めて50年だったのだ。
でもそこまでこだわることがあるのかというのが正直な私の感想だ。

〈第5部〉では富山地方鉄道の「アルプスエキスプレス」に乗ってみたくなった。
この列車の改装に関わったのが、おなじみの水戸岡鋭治氏。
この列車に乗って宇奈月温泉へ行ってみたい。

全体的に「大図鑑」とあるように、車両の解説に多くのページを割いている。
ちょっとこの辺については不満がある。

今回の特集号は私の好みで言わせてもらえれば、もう一歩だったかと思った。
まあ、あくまで私の好みです。
また別の雑誌の鉄道特集を近いうちに紹介しようと思っている。
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2013年06月27日

また語り口に酔えた喜び

「償いの報酬」 ローレンス・ブロック著 田口俊樹 訳 二見文庫 読了。

マット・スカダーが帰ってきた!
前作「すべては死にゆく」を読んだときには、もうこのシリーズは読めないと思っていた。
そのことはこのブログでも書いた。
http://orangev.seesaa.net/article/32757847.html
ところが帰ってきてくれたのだ。

70代を迎えたスカダーが30年前を振り返るという回顧譚の形式になっている。
なるほどこれなら終わったと思われたシリーズでも続編が可能だ。
希望を書かせてもらえれば、まだまだこのシリーズを読みたい。
読ませてもらいたい。

30年前というのは、マット・スカダーシリーズの一つの頂点という評価のある「八百万の死にざま」の後の時期にあたる。
禁酒を始めて3ヶ月ほど。
そんな時期に幼なじみの殺人事件に直面する。
今とは違いGOOGLEもスマホもない時代、地道な訪問と電話での聞き込みで捜査を進めるスカダー。
極端なことをいえば、謎の究明には重きを置いていない。
その語り口に酔わされる。

上でも書いたが、この様式ならばまだ続編は可能だろう。
マンネリに陥るかもしれないが、それでもスカダーシリーズを読める喜びのほうが大きい。
次のシリーズ作品を心待ちにしたい。
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2013年06月25日

新宿で本を買わせて85年

「新宿で85年、本を売るということ」 永江朗 著 メディアファクトリー新書 読了。

住んでいるところにもよるのだろうが、本好きの人なら一度は紀伊國屋書店へ行ったことがあるのではないか。
日本の書店を代表するチェーンといっても差し支えないだろう。
そんな紀伊國屋書店は85年前に新宿で創業された。
この本には85年の歴史が詰まっている。

著者の永江朗は、フリーのライター。
「哲学からアダルトビデオ」までの範囲の広さを誇り、著書である「不良のための読書術(ちくま文庫)」を読んだことがある。
また出版業界の業界紙によく寄稿しているので、そこで文章をよく読みもしている。

序章、終章を含めて、全部で九つの章からなっている。
序 章 ぼくの紀伊國屋書店
第1章 創業(1927〜45年)
第2章 空襲から(1945、46年)
第3章 再始動(1947〜63年)
第4章 新宿から各地へ、世界へ(1964〜79年)
第5章 本店の誇り(1980年代)
第6章 変わる書店業界のなかで(1990年代)
第7章 ライバルたち(2000年代)
終 章 「うちは本屋ですから」(現在)

第1章から第3章までが起、第4章・第5章が承、第6章・第7章が転に相当しようか。
紀伊國屋書店は、このような歴史を経て大きくなって来たんだなあ。

歴代社長といった上層部だけでなく、現・元の書店員にもインタビューし、生の声が聞けたところは面白かった。
ただ、ここに載せる発言だけに、甘めな発言ばかりだったのは仕方のないところか。

紀伊國屋書店は、その歩みを止めない。
業界のリーディングカンパニーであり続けるだろう。
そして私も紀伊國屋書店新宿本店へ、本を探しに行くことだろう。
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2013年06月23日

今季のカターレを初観戦

J1の試合のない週末、昨日土曜日、私はニッパツへ足を運んだ。
J2横浜FC対カターレ富山の試合を見るためだ。
味スタとどちらに足を運ぶか迷ったが、専用スタジアムを優先した形になった。
キックオフ直前にカターレゴール裏へもぐりこんだ。

キックオフ、ちょっとした違和感を感じた。
それはカターレの右ウィングバック國吉の利き足が左だということが原因だった。
右利きの左ウィングバックは見たことがあるが、その逆は多分無いと思う。
しつこいようだが違和感がある。
右シャドーのポジションで使う分なら違和感は感じないように思うのだが。

試合は大久保のゴールで横浜FC先制。
左SB中島のクロスの対処にカターレDF陣が苦慮していた。

カターレもCKから船津が頭で決めて同点に追いつく。
だがセットプレー以外で得点ににおいはなかなかしなかったのも事実。
あとどれだけセットプレーのチャンスをもらえるだろうかと思った。
前半は1−1で終了、ハーフタイムへ。

後半唯一の得点もセットプレーだった。
横浜FCのCK、カターレのクリアが中途半端で黒津が頭で詰めた。

その後カターレは黒部が、横浜FCはカズが出てきたり、ちょっと懐かしさを感じてしまった。

アディショナルタイムにやっとカターレの得点のにおいのする崩しが見られたが、それでも得点に結びつかず、そのまま2−1で横浜FC勝利で試合終了の笛が響く。

カターレは厳しいな、と思った。
苔口が戻ってきたらまた変わるかもしれないとは思うが。
逆に横浜FCは好転の兆しが見られた。
これから徐々に順位を上げていくかもしれない。
まあ横浜FCを見る機会はこれからもあると思うので、面白いサッカーを見せてくれればと思う。

2013年06月20日

ライザは罠に身を投じた

「機龍警察 自爆条項」 月村了衛 著 ハヤカワ文庫 読了。

“至近未来”警察小説である『機龍警察』シリーズの第二弾。
一作目は状況の説明にある程度重きを置いていたように感じたが、今回は紹介済みだからか深いところまで分け入っている。

警視庁特捜部は3人の傭兵と契約したことになっているが、今回はその中の元IRF(IRAから派生した団体と位置づけられている)のテロリスト、ライザ・ラードナーが主人公。
物語世界の現在の東京と、過去のベルファストとロンドンとが交互に語られ、ライザがなぜ日本で傭兵として働くようになったかを浮き彫りにしている。

ジャック・ヒギンズ等の小説で、IRAといった組織、あるいはベルファストといった地名はなじみがある。
その分、この小説にも十分に感情移入ができたように思う。

ライザ・ラードナーと彼女の機甲兵のメンテナンスを担当する鈴石緑との関係の変化も、この小説のひとつの読みどころかもしれない。
本を小道具に使うのもいい。

ちなみにこの小説は、日本SF大賞を受賞している。
それだけの面白さはあると私も思う。
うまく伝えられるか怪しいのがもどかしい。

ともかく、この第二弾は面白かった。
第三弾もすでに刊行されているので、近いうちに買って読もうと思っている。
『機龍警察』シリーズは、長い付き合いになるかもしれないという気がしている。
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2013年06月18日

野球界から学問の世界へ

「新・野球を学問する」 桑田真澄 平田竹男 著 新潮文庫 読了。

桑田真澄の名前は多くの人が知っているだろう。
では平田竹男はどうだろう。
野球界よりもかえってサッカー界のほうが知っている人が多いかもしれない。
2002年に日本サッカー協会の専務理事になった人である。
官僚からの華麗な転進と話題になったのを覚えている方もいるだろう。
現在は早稲田大学大学院スポーツ科学研究科教授で工学博士でもある。

この「新・野球を科学する」は二人の対談本である。
もともとは「野球を科学する」の題名で2010年に刊行された本だった。
これが第一部。
その後の野球界やスポーツ界全般の情勢を踏まえて新たに対談し、第二部として語り下ろし、全二部構成とした。

この二人は早稲田大学の平田ゼミで、指導教授とゼミ生の間柄だった。
この平田ゼミで桑田は優秀な学生だった。
桑田の書いた論文は社会人1年制コースの最優秀論文賞を受賞したほどである。
論文の題名は「『野球道』の再定義による日本野球界のさらなる発展策に関する研究」である。

桑田は『野球道』という言葉にこだわりがあるようだ。
日米野球史に詳しい佐山和夫との共著「野球道(ちくま新書)」という本まで出している。
この本もご一読をおススメしたい。
ただ桑田自身は野球道からスポーツマンシップへと提唱している。

桑田の投げる球を受け取る立場の平田竹男にも著書がある。
「サッカーという名の戦争 −日本代表、外交交渉の裏舞台−」(新潮文庫)である。
おススメばかりしているが、この本もオリンピックのアジア予選がなぜダブルセントラル方式になったのかが興味深く記されていてなかなか面白かったと書いておこう。

ちょうど今日本のプロ野球界は統一球の問題でコミッショナー不信状態あるように思う。
この本の第二部第六章は「リーダーシップなき球界の不幸 世界戦略は」というものだ。
将来的には選手OBがコミッショナーになる道があっていいと思う。
だれがいいのか、この本を読み終わるとやはり一人の名前が浮かんでくる。

と書いたらテレビに桑田が出てきた。
どんなことを話すのか、関心を持って聞くとしよう。
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2013年06月16日

瀬戸内海を渡って丸亀へ

岡山でファジアーノ対アビスパの試合を見た翌日、私はコンフェデには目もくれないで瀬戸内海を渡った。
お目当ては1時丸亀でキックオフのカマタマーレ対ゼルビアの一戦だ。
このところ毎週のようにゼルビアの試合を見ているようだが、深い意味はない。
たまたまだ、またまたではない。

スタジアムの中に入り、ピッチを見ると、芝生がはげている部分が目立つ。
これはひどい。
観客席はと見渡すと、子どもというか親子連れが目立つ。
いろんな招待客がいるんだろうなと思った。
先に観衆の数を書いておくと5700人以上。
動員の成果はあったといっていいだろう。

キックオフ。
まず気になったのが、カマタマーレのSB、特に右SBの10番の攻撃時のポジションの高さ。
また左SHのアンドレアの、懐の深いドリブルも見てて楽しめた。
どうしても普段見ないチームの新鮮力が目に入ってくる。

ゼルビアはというと、2列目の向がいない、怪我でもしたのだろうか。
ボランチの庄司は復調してきたようだ。
庄司から鈴木にパスが出ると、決定機に繋がる。
一本惜しいチャンスがあった。

先制はゼルビア、鈴木のシュートがポストに嫌われ跳ね返ったボールを、向の代わりに出場した大竹が落ち着いて決める。
やはり鈴木がキーマンだったか。

カマタマーレの反撃もあった。
アンドレア(だと思う)のドリブルをペナルティエリア内でファウルで止めてしまい、PK献上。
だが、このPKを木島が外してしまう。
結果的にこの失敗が痛かった。

後半30分がすぎ、暑さで両チームとも足が止まってくる。
足がつる選手も出てくる。
ゼルビアのほうに顕著であった。
それでも、絶対勝ち点をつめるという執念か、時計を進めてゼルビアが勝利する。
カマタマーレはこの観客の前で、勝利は無理でも得点はあげたかったところ。
今後の観客にどう影響するか。
私は内容は悪くなかったと思うけど、やはり結果で判断されることが多いからなあ。

そうそうカマタマーレのキャプテンは西野泰正、元気でやっていてなにより。
私のすぐそばにジュビロの9番ユニを着ていた人がいた。
彼は西野がお目当てで来たのだろうな。

この日は良かったけれど、今後のカマタマーレの観客動員をちょっと心配して、丸亀競技場を後にした。

勝ち点3が逃げていった

J1のない週末、久しぶりに遠出をしたくなった。
迷った末に出かけることにしたのは岡山、ファジアーノ対アビスパの試合を見に行きたくなったのだ。
雨が心配だったが、キックオフ30分前には虹も出て、雨が上がり、観戦中は降られることなく試合を見ることが出来た。

ファジアーノのホームの試合を見るのは初めてだった。
サポーターが醸し出す雰囲気を体感できたことは私にとって収穫だった。

ファジアーノのスタメンには私の好きな荒田がいない。
どうしたのだろう。
またエスパルスユース出身の石原がシャドーの位置でレギュラーを確保している。
この日もスタメンだった。
この二人がこの日のキーマンになろうとは、キックオフの時には知る由もなかった。

試合はお互いにセットプレーで点を取り合い、1−1で前半を終了する。
前半で気になったのはアビスパの10番城後の位置が低かったこと。
チーム事情からかもしれないが、あの位置では相手チームにあまり脅威を与えないのではないかと思った。
全体的にはホームファジアーノのペースといってよかっただろう。

後半残り30分のところで荒田投入。
試合はそこでアディショナルタイム突入まで飛ぶ。
石原がペナルティエリア内でファウルを受け、PKを獲得。
そのままボールを持って話さない石原、自ら蹴る意思を示す。
PKを蹴る、だがGK神山にいったんは止められる。
だが動き出しが早かったのか、副審がやり直しの指示を出す。
今度は荒田が蹴る。
左ゴールポストに嫌われ、またも得点ならず。

試合はそのまま1−1で試合終了。
試合後、石原は肩を落としていた。
泣いていたようにも見えた。

いろいろと収穫のあった岡山遠征。
ここまで来たら翌日はもう少し足を延ばしたいと思っている。
そう海を越えたい。

2013年06月14日

十二本の蝋燭と十二の影

「TOKYO YEAR ZERO II 占領都市」 デイヴィッド・ピース著 酒井武志 訳 文藝春秋 読了。

デイヴィッド・ピースが描く、終戦直後米軍占領下の東京の姿。
三部作の第一弾は小平事件を取り上げた。
今回の第二段は「帝銀事件」、この事件は犯人として捕らえられた平沢貞道の名とともに記憶に残っている。
1955年に死刑と確定されたものの、死刑が執行されぬまま時は過ぎ、平沢は1987年に獄中で死亡する。
テレビでよく取り上げられたような気もするが、今となっては記憶のふちから滑り落ちようとしている。

著者はこの事件を小説化するに当たって、芥川龍之介の「藪の中」のスタイルを取り入れる。
十二人の登場人物による十二の物語が十二の異なる文体で描かれていて、それを読んだ読者が、どれが真実なのかを自身で判断するようになっているのだ。
著者は平沢が犯人と思っているのだろうか。
それは読んでのお楽しみとしておこう。

「小平事件」を取り上げた一作目は、正直読むのがしんどかった。
終戦直後の非日常性の強さばかりが印象に残った。
今回の二作目は、すんなりと小説に入り込めた。
「藪の中」効果かもしれない。

東京三部作の三作目はまだ刊行されていないが、今度は国鉄総裁の失踪と死体発見の「下山事件」を取り上げるという。
鉄っちゃんの端くれとして、三河島事件、三鷹事件とともにこんな事件もあったなと記憶している。
期待して刊行を待ちたいと思う。
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2013年06月12日

ヘタだから?オモシロい

「ヘタウマ文化論」 山藤章二 著 岩波新書 読了。

現代の戯れ絵師こと山藤章二が、日本の文化を語る。
ただそこは山藤巨匠のこと、単純に語るわけではない。

元来、芸は下手なところから上手なところへ磨いていくものだった。
ウマさを追求するのだ。
ところが、ウマさを追求するのではなく、オモシロさを追求する動きが出てきた。
「ウマい」「ヘタ」とは別の尺度で「オモシロい」が表れたのだ。

この「ウマい」「ヘタ」「オモシロい」の関係は、私には村松さんの「善玉」「悪玉」「凄玉」の関係を連想させる。
「オモシロい」が、善悪を超越した「凄玉」にあたるわけだ。
当時のプロレスラーでいえば、ブッチャーやハンセンあたりが相当するだろう。

閑話休題、この本の中で語られるモノマネ論もなかなか面白い。
特にタモリの出現とコサキンのセンスに関してはなるほどと思った。

日本文化には「ヘタウマ」が息づいているという。
その思想が読み解ける、なかなかオモシロい本だった。
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2013年06月10日

町田は再昇格出来るのか

このところJFL観戦づいている。
先週に引き続いて今日も見てきた。
出かけた先は町田市野津田、FC町田ゼルビア対Honda FCの一戦だ。

町田では出場停止から戻る庄司に注目して観戦しようと思っていた。
一方のHonda側では10番の柴田に注目しようと思っていた。
レフティらしい独特のタッチの持ち主。
スタメン予想では右SHになっていた。

試合は、最初からHondaのペースで試合が進む。
正直これはちょと予想外。
順位が上でホームの町田がペースを掴むもんだと思っていた。
0−0でスコアは動かなかったが、町田は前半のうちからボランチを一枚換えた。
てこ入れが必要と秋田監督が思ったのだろう。

後半試合が動く。
先制したのは優勢に試合を進めていたHonda。
左からのクロスに待ち構えていたのは柴田。
余裕を持って左足で決める。
やはり柴田かと思った。

さらにHondaが追加点。
ハーフライン付近からボランチ西がドリブル。
パスを警戒してドリブラーにマークしにいかない。
さすればとミドルシュート、ゴールは左隅に吸い込まれる。

後がなくなった町田はCBの深津をトップに上げてパワープレーに出る。
そして強引に途中交代で入った齋藤が頭で押し込んで1点差に。
だが反撃もここまで。
町田がやりたいサッカーは出来ずに終わったように感じた。

Hondaは門番の名にふさわしいサッカーをしたように思う。
一方の町田は、ハンドルを握る男庄司の調子が悪いように見えた。
そのことを含めて、昇格に向けては厳しいチーム事情だなと思った。
サポーターも危機感を感じているようで、試合後挨拶に来た選手たちに「一緒に頑張っていこう」と訴えていた。
このあとの二試合が、町田の昇格の鍵を握る連戦になるのかもしれない。

2013年06月07日

奇妙な物語りが交差する

「SOSの猿」 伊坂幸太郎 著 中公文庫 読了。

うーん、何から語ればいいのだろう。
読んでる最中は割と面白いと感じていた。
終りまで読むと、はて?残ったものは何?という感じ。

物語は二つの物語『私の話』と『猿の話』が交互に展開されて進む。
『私の話』は、遠藤二郎の一人称で語られる。
二郎は家電量販店で働く傍ら、エクソシストとして悪魔祓いの副業をしている。

『猿の話』は正体不明の語り手。
西遊記でおなじみの孫悟空などのキャラクターが登場する。
説明しても、あまりピンとはこないかもしれないな。
説明するのに難渋する話ではある。

解説によると、この物語は古くからの伊坂ファンには評判が芳しくないらしい。
この物語は伊坂本人によると第二期と定義されるという。
そして押しなべて第二期の作品は、受けが悪いともいう。

なんか肩すかしを食らったようにも思う。
まあそれでももっと伊坂作品を読みたいと思ってはいる。
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2013年06月06日

私好みの特集が一つ二つ

雑誌「東京人」の最新号を、3月号に続いて、また買った。
「東京人」は1年に1回のペースで買うことが多い。
鉄道が特集のときである。
最新号も鉄道特集、メインのテーマは「東京鉄道車窓100」。

実は昨年の3月号でも似たような特集をしている。
「東京鉄道遺産100」がそれだ。
そのときが好評を持って迎えられたのかもしれない。

「100選」を選ぶのは以下の四人。
評論家、川本三郎
大学教授、原武史
写真家、丸田祥三
ライター、内田宗治
原武史は“鉄”学者のあの人だ。
それぞれの個性が出て、なかなか面白い座談会になっている。
私が選ぶなら、どうしても中央・総武線沿線、あるいは東海道新幹線沿線が選ばれることになる。
春になると桜が咲く四ツ谷から飯田橋にかけては、やはり私なら選ぶな。
100選はすべて写真付きで紹介されている。

と、ここまでは「東京人」らしいと思うところ。
ところがこの号では将棋の話題にも足を踏み入れている。
一部で話題になった第2回電王戦の取材録が掲載されているのだ。
「プロ棋士とコンピュータソフトの共存の行方。」。
将棋専門誌以外で8ページもの特集をした雑誌が他にあっただろうか。
ああ驚いた。

私にしてみたら一号で二度美味しい号でした。
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羽生の将棋観を引き出す

「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる」 梅田望夫 著 中公文庫 読了。

文句なく面白い。
ここ数年の間に読んだ将棋本の中ではナンバーワンに推す。
それだけの刺激や示唆に富んだ本だ。

やはり「ウェブ進化論」の梅田望夫が、羽生善治について語る、あるいは羽生善治と対談をする。
面白くならないわけがないではないか。

この文庫本、もともとは「シリコンバレーから将棋を観る 羽生善治と現代」「どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?−現代将棋と進化の物語」の2冊を再編集し、加筆修正したもの。
もともとが2冊だなんて、言われなければわからないほど滑らかに繋がっている。
よく出来ている、言い換えれば、うまく編集されている本だと思った。

特に印象に残っているのは第八章の『大局観と棋風』。
ここを読むと、確かに羽生は他の棋士とは違う、(だから勝てるのだろう)と思うのではないか。

第七章と第十二章の羽生と梅田望夫との対談にも唸らされることが多々あった。
梅田は、羽生から多くのことを引き出している。

将棋を指す方ももちろんだが、将棋は下手だけど観るのだったら好きだという方がいたら是非手にとってほしい。
将棋の奥深い世界にはまっていくこと間違いないであろう。
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2013年06月04日

刑事ヴァランダーの苦悶

「ファイアーウォール」 ヘニング・マンケル著 柳沢由実子 訳 創元推理文庫 読了。

北欧ミステリが元気だ。
その中でも刑事ヴァランダーシリーズは安定感で群を抜いている気がする。
「ファイアーウォール」は今のところ日本語に翻訳されたものの中では最新刊。
それでも現地で発表されたのは1998年とのこと。
もっと早く翻訳されればいいのにと思うのは欲張りだろうか。

題名の「ファイアーウォール」、日本語では防火壁と訳される。
セキュリティに関するIT用語。
1998年当時のスウェーデンですでにIT化が進行していたのがわかる。
こういったIT化についていけない主人公のヴァランダー、程度は違うが私も同じような悩みを持っている。

ヴァランダーの悩みは深い。
その悩みが犯人側につけこまれる原因になったりする。
また今回逆らう部下が出てくる。
ヴァランダーの頭の固さや、考え方の古さゆえ。

最後のほうで、新展開が見られる。
次の作品でどういう展開が見られるのかが楽しみだ。
なんか救われたようでホッとした。

シリーズの残り作品も2作となったらしい。
次の作品の翻訳がすんでないので、同じマンケル作品のノンシリーズものを読んで行きたいと思っている。
ちょっと期待している。
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2013年06月02日

二日続けてJFLを観戦

今日もまたJFLを観戦、今回はY.S.C.C.(以下YSCC)対FC町田ゼルビア(以下町田)の一戦。
ニッパツへと足を運んだ。

YSCCがかなり動員に力を入れていたようで1900人ほどの客の入りだった。
メインだけの解放で、アウェイ側はほとんど埋まっていたように見えた。
ホーム側も親子で観戦が多かった。

町田の中心選手は10番の庄司、エスパルスジュニアユース出身。
だがこの試合はベンチにも入っておらず、出場停止らしい。
そんなことも知らずに、のこのこ見に来るのだから私はのん気だ。
庄司がいなかったからか、町田はボールの落ち着かせ所がなかったように思えた。
試合は後半の途中から、両チームとも足が止まった印象を持ったが、庄司不在の影響が出たかと思った。

前半は両チームとも得点が入らず、静かな立ち上がり。

先制はYSCC、8番青田翔。
左サイドでフリーになり、右足で決めた。
負けられない町田は必死で反撃に出る。
実ったのは後半30分くらいのとき、コーナーキックからの二次攻撃で最後は9番鈴木が頭で決める。
この展開はなかなかきれいだった。

このあと両チーム足に来て、思うように繋げられなくなる。
もどかしい時間が過ぎ去りタイムアップ、痛み分けといったところか。
両チームとも順位を落としてしまったようだ。

6月はJ1の試合がないので、JFLの試合を意識して見にいこうかと思っている。
チーム名を間違えないように気をつけないと。

手近なとこでJFL観戦

今日はバスに乗ってJFLの試合を見てきた。
向かった先は武蔵野市陸上競技場。
横河武蔵野FC対HOYO大分の試合。
横河武蔵野FCの監督は吉田康弘、明治のコーチをやったり、いろいろとお忙しい。

選手紹介をしても、電光掲示板がないので選手名がよくわからない。
それでも横河武蔵野のほうは数人はわかった。
だがHOYO大分のほうがよくわからない。
控え選手に名古屋や徳島で活躍した杉本恵太がいたのはわかった。

キックオフ、横河武蔵野は3バックだった、ちょっと意外に思う。
早い時間帯にHOYO大分ボランチ6番福島のシュートが相手DFに当たり、コースが変わってゴール。
少し経つと私の腹具合がおかしくなってきた。
たまらず、トイレへ。
ちょっと集中しては見てられなくなった。

後半になっても相変わらず腹具合がおかしい。
もう一度トイレタイム。

私が思っていた以上にHOYO大分の選手にテクニックがあった。
試合のあと、HOYO大分のホームページで選手をあたってみると、どこかで聞いた名前が案外多かった。
もとJリーガーが多く在籍しているということ。

試合はそのまま点が入らず、0−1でタイムアップ、HOYO大分の勝利。
横河武蔵野も持ち直したが、得点をあげるところまではいかなかった。

HOYO大分はリーグ戦の順位はまだ下位にいる。
もう少し上に行ってもおかしくないと思った。

2013年06月01日

ストレートな題名だこと

「将棋の歴史」 増川宏一 著 平凡社新書 読了。

なんともストレートな題名だ。
まさしく「将棋の歴史」について書かれた本。
著者は将棋の歴史の研究をライフワークとしている。
数多くの発表された著作があるが、私もいくつか読んでいるような気がする。
が、定かではない。
こういうときのためにちゃんとブログに残しておこうと思ったりする。

目次を書き出してみる。
 序 章 将棋伝来の謎を探る
 第1章 中世に栄えた将棋の源流
 第2章 職業として認められた江戸時代
 第3章 宗家一二代「大橋家文書」による真実
 第4章 近代化がもたらした繁栄と衰退
 第5章 戦後の復興から未来へ
著者の名前もさることながら、百科事典の平凡社の香りがプーンとする章立てだ。

この本によると、将棋やチェスの原型は五世紀の北インドで考案されたという。
その後どういうルートで日本にたどり着いたか、そしてどのような形で日本で広まったのかが書かれている。

たまには盤の前から離れて、本を読むという形で将棋と接するのもいいのではなかろうか。
勝ち負けのない将棋の世界がここにはある。
posted by s-crew at 01:13| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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