2014年03月22日

「ぼくは本屋のおやじさん」

「ぼくは本屋のおやじさん」 早川義夫 著 ちくま文庫 読了。

この本の単行本時代の存在は、かなり前から知っていた。
単行本は1982年に、シリーズ〈就職しないで生きるには〉@として刊行された。
このシリーズには他に「包丁一本がんばったンねん」というものも出ていて、その後新潮文庫に入り、その新潮文庫版を読んでいる。
かといって私は別に就職しないで生きようと思っていたわけではない。
ただ、就職してサラリーマンとして働く自分像はあまり描けていなかった。

で「ぼくは本屋のおやじさん」である。
昨年12月に文庫化され、ずっと気になっていた本なので購入した。
歌手だった早川義夫の書店主時代のエッセイだ。
さらに単行本が出た後のてんやわんやも文庫本では収録されている。

書店があったのは南武線武蔵新城駅前。
私は学生時代ふた駅となりに住んでいたので、今思うとなぜその店に行かなかったのか不思議だ。
もう閉店してしまったので、今から行くことは出来ない。

基本的に街の本屋の苦労話。
本屋は一見楽そうに見える。
だから著者も始めようと思った。
いざ開店してみると、いろんなトラブルが待っていた。
まず、注文した本が入荷しない。
これは今でも中小書店の悩みの種。
いや今のほうが苦しんでいる。
従来中小書店の飯のタネだった雑誌・コミックがコンビニにかなり奪われている。

できたら本屋の店主になれたらなんて思ってたときもあった。
この本、さらに昨年刊行された文庫本「傷だらけの店長」を読むと、ならなくて良かったと思う。
働くことは大変だ。
posted by s-crew at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。