私が初めてオニツカタイガーのシューズを履いたのは小5のときだった。
ミニバスのスポーツ少年団に入り、先輩からお古をもらったのだ。
それから5年、バスケットを続けている間は常にオニツカタイガー=アシックスタイガーのシューズを履いていた。
それだけ私にとって思い入れのあるスポーツシューズメーカーであり、現在は総合スポーツ用品メーカーとなったアシックスの黎明期から現在までを、時に列伝風に、時には時系列に沿って書かれているのがこの本である。
こういった本は、ともすると提灯記事のような内容のオンパレードに陥りやすいのだが、丹念な取材の賜物だろう、しっかりと読めるものになっている。
アテネ・オリンピック女子マラソンで優勝した野口みずきが、履いていたアシックスのシューズにレース後キスをする写真がある。
シューズへの感謝がこのような行動をとらせたのだろう、アシックスのシューズに対する技術革新への情熱が感じられる1枚だ。
現在私がスポーツをするときに履いているシューズはプーマばかりだ。
だが、ジョギングシューズはアシックスにしようと、この本を読み終わって思った。
来年の駿府マラソンと日本平桜マラソンにエントリーするつもりだが、そのとき履いているシューズは、30年以上前に履いたバスケットシューズと同じラインとなっていることだろう。
タグ:新書 スポーツ関連本



