2010年08月05日

時給1,120百円のバイト?

「インシテミル」 米澤穂信 著 文春文庫 読了。

このところ人気が出てきたかなと思われる作家の一人に米澤穂信がいる。
そろそろ読んでみようかなと思っていたところ、ちょうど映画の原作になる話題作が文庫になった。
そこで読んでみることにしたのがこの「インシテミル」だ。

主人公は、車が欲しい貧乏学生。
お金を稼ごうとアルバイト情報誌のページを開くと、そこには時給1120百円のバイトがあった。
1120円ではなく、1120百円、つまり時給11万2000円。
やはりおいしい話には裏がある。
主人公をはじめ、奇妙な館に集められた12人、その館で始まったのは殺し合いと犯人探しゲームだった。

本格ミステリでいうところのクローズドサークルもの、ただしちょっとひねりがある。
展開と結末はかなりひねりが効いている。
また小道具がいろいろと出てきて、本格ミステリへのオマージュにあふれている。
このひねりとオマージュに、新鋭の新鋭らしいところがあるように思える。

最初に書いたが、この本を原作に同名の映画が10月に公開されることになっている。
HPはwww.incitemill.com。
incitemillという英単語はないので参考まで。

新しさを強く感じた小説だった。
ラベル:米澤穂信
posted by s-crew at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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