2011年04月21日

ホットな老狙撃手は健在

「蘇えるスナイパー」 スティーヴン・ハンター著 公手成幸 訳 扶桑社ミステリー 読了。

ボブ・リー・スワガー復活。
こういったのを読みたかったんだよな。
蘇えったのは面白さそのものと言ってもいいだろう。

ベトナム戦争の英雄、伝説の狙撃手ボブ・リー・スワガーを主人公とするシリーズの第6作。
このシリーズは前期の3作と後記の3作とに分けられる。
前期の3部作はすべて傑作だった。
ガンファイト・アクションの迫力には圧倒された。

ボブの父を主人公とする3部作を挟み、後期の作品が順次発表されたが、前2作は期待を裏切るものだった。
前作のタイトル「黄昏の狙撃手」は、内容もたそがれてしまったと、読んだ後がっかりしてしまったのを覚えている。
そこでこの「蘇えるスナイパー」だ。
解説の評論家野崎六助氏は『これは、ベスト・オブ・ベストだ。シリーズの集大成というだけでなく、最高に突出している。」と絶賛している。
私自身は、初期三部作と同程度に面白かったという評価。

ストーリーは、タフでホットなベトナム戦争の英雄が、現代のアメリカを舞台に、狙撃手として活躍する物語。
相手の手には、iSniperというハイテクマシーンがある。
そのハイテクマシーンを、ボブの経験が上回れるか。

参考までに、原題は「I,Sniper」。
ハイテクマシーンのiSniperと、私すなわち狙撃手という二つの意味が掛けられている。
この原題に「蘇えるスナイパー」という邦題をつけたところに、版元の自信を感じる。
逆に言うと前作の「黄昏の狙撃手」は、自信のなさの現われだったかなとよせばいいことまで考えてしまった。

私はてっきりこの作品でシリーズ完結かと思ったが、アメリカではすでに次のシリーズ作品が出ているらしい。
このレベルの面白さを維持できるなら、シリーズをさらに読み進めたいと思う。
posted by s-crew at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/197000076

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。