2011年07月27日

日本語はやさしくふかい

「日本語教室」 井上ひさし 著 新潮新書 読了。

6月25日から読み始め、6月28日に読み終わっている。

私が購入したのは4月16日発行の第四刷、初版の奥付けが3月20日なっているので、奥付けを信用するのなら、ひと月たたないうちに3回も版を重ねたことになる。
そんなに話題作になっていたという記憶がないので、やはり井上ひさしの人気は根強いのかなあと思い、また井上ひさしが語る日本語の本だから売れているのかなあと読む前はそう思っていた。

井上ひさしが母校である上智大学で行った2001年10月から始まる四回の講演をまとめたものがこの本だ。
講演のテーマは日本語。
それぞれの講演の題目も記しておこう。
 第一講 日本語はいまどうなっているのか
 第二講 日本語はどうつくられたのか
 第三講 日本語はどのように話されるのか
 第四講 日本語はどのように表現されるのか

井上ひさしといえば小説家であり、劇作家であり、エッセイストでもあった。
長い小説ほど面白いという認識を持っていた。
また日本語に関するエッセイも読んでいて、書く文章もどこかで影響を受けているのではないかと思っている。
その井上ひさしが日本語について語る。
これが面白くならないわけがない。
実際読み終わって、版を重ねているのがよくわかった。

もともとが講演のせいか、書かれている文章が目からだけではなく耳からも入ってくるように感じた。
特に『駄洒落の快感』のところは、かなり私も気持ちが入ったところだった。
ここだけではなく、何度ひさし乙と心の中で言ったことか。

日本語の可能性についてもいろいろと考えさせられた。
かなわないことだが、もっと井上ひさしから日本語について教わりたかったと思った。
posted by s-crew at 00:18| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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