2011年08月05日

刀城言耶行くとこ事件有

「山魔の如き嗤うもの」 三津田信三 著 講談社文庫 読了。

7月5日から読み始め、7月12日に読み終わった。

『流浪の怪奇小説家』東城雅哉こと刀城言耶を謎解き役とする長編シリーズの第四作。
私が読むのは三作品目となる。
今までこのシリーズを読み進めるのに割と苦労していた。
だが、この作品は一番読みやすかった。
理由を考えてみた。
最大の理由は刀城言耶が早い段階から登場し、主人公の目を通して物語を読み進むことが出来たこと。
また、神田神保町や猿楽町といった、私にはなじみのある地名が出てきたことも理由に加えていいかもしれない。
昨日もそこで飲み会に参加してきたばかりだ。

ミステリとしてどうかという話になると、若干引っかかるものがある。
ネタばれにはならないと思うから書くが、犯人はこの人物でいいのかという思いが生じたのだ。
確かに論理を積み重ねていくと、その犯人になるのだろう。
最後の謎解きのところを読めば、そういった伏線が張ってあったのかと感嘆した。
だけど、この犯人はどうなんだろう。

やっと著者の目論む本格ミステリとホラーの融合に、読むほう(私)があわせられるようになってきたかなと思い始めている。
もちろん作品の出来にも因るが、次の作品を読めば、もっと面白く読み進められるだろうという予感が強くなっている。
このシリーズもさらに読み進めていこうと思う。
posted by s-crew at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。