2013年02月20日

読後が爽やかな時代小説

「天地明察」 冲方丁 角川文庫 読了。

映画化もされたので、そちらのほうで内容をご存知の方も多いかもしれない。
今までSFを中心に執筆していた冲方丁が単行本としては初めて挑んだ時代小説がこの本になる。
江戸時代に、改暦事業の「総大将」に任ぜられた、本来は碁打ちである渋川晴海の苦闘を綴ったもの。
苦闘と書いたが、読後感は重いものではない。
成功したからかもしれないが、爽やかささえ感じられた。

私はこの本を読む前に映画を見ていた。
主人公の妻となるおえん役の宮崎あおいがいいなと強く思った。
本を読みえて比較してみると、映画のほうが枝葉を切り取って単純化しているように思った。
まあ長さの問題があるからこれも仕方のないことだろう。

小説の中に水戸光圀が出てきて、この光圀を描いた「光圀伝」という作品が冲方丁にある。
これもそのうち読みたいものだと思っている。
チャンバラ小説はちょっと……
だけど時代小説は読んでみたいという方におススメ。
第7回本屋大賞受賞は伊達ではない。
posted by s-crew at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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