2013年02月28日

刑事ヴァランダーの憂鬱

「背後の足音」 ヘニング・マンケル著 柳沢由美子 訳 創元推理文庫 読了。

ブログをお休みしている間に刑事ヴァランダーシリーズを読み進めていた。
刑事ヴァランダーは、北欧はスウェーデンの作家ヘニング・マンケルの描く世界に登場するシリーズキャラクターだ。
「殺人者の顔」「リガの犬たち」「白い雌ライオン」「笑う男」「目くらましの道」「五番目の女」と発表の順に読み進め、この「背後の足音」が7作目。

この「背後の足音」の解説に、解説らしからぬことが書いてある。
シリーズのうち、初期3作は読むのに苦労するというようなことが書いてあるのだ。
読んだ私も同じ思いを持った。
確かに苦労した。
だが4作目を読んで、報われた気がした。
主人公であるヴァランダー刑事のキャラが確立され、行動が理解できるようになった。
そうなると、ヴァランダー刑事と歳が近いこともあいまって親近感を覚えるようにまでなった。

この作品では、同僚刑事が殺されているのを発見するという場面がある。
出会いや死による別れなどがいきなり出てくるから油断ならない。
人員が減った中、事件解決へ動き出すヴァランダー。
だが疲労の色は濃くなりばかり、さらに健康の面でも不安はつのるばかり。
さて、事件は解決されるのか。

このシリーズは、もう一点翻訳がなされている。
近い将来読もうと思っている。
北欧ミステリ好きにも、警察小説好きにもぜひ読んでもらいたいシリーズであり、作品だ。
posted by s-crew at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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