2013年06月18日

野球界から学問の世界へ

「新・野球を学問する」 桑田真澄 平田竹男 著 新潮文庫 読了。

桑田真澄の名前は多くの人が知っているだろう。
では平田竹男はどうだろう。
野球界よりもかえってサッカー界のほうが知っている人が多いかもしれない。
2002年に日本サッカー協会の専務理事になった人である。
官僚からの華麗な転進と話題になったのを覚えている方もいるだろう。
現在は早稲田大学大学院スポーツ科学研究科教授で工学博士でもある。

この「新・野球を科学する」は二人の対談本である。
もともとは「野球を科学する」の題名で2010年に刊行された本だった。
これが第一部。
その後の野球界やスポーツ界全般の情勢を踏まえて新たに対談し、第二部として語り下ろし、全二部構成とした。

この二人は早稲田大学の平田ゼミで、指導教授とゼミ生の間柄だった。
この平田ゼミで桑田は優秀な学生だった。
桑田の書いた論文は社会人1年制コースの最優秀論文賞を受賞したほどである。
論文の題名は「『野球道』の再定義による日本野球界のさらなる発展策に関する研究」である。

桑田は『野球道』という言葉にこだわりがあるようだ。
日米野球史に詳しい佐山和夫との共著「野球道(ちくま新書)」という本まで出している。
この本もご一読をおススメしたい。
ただ桑田自身は野球道からスポーツマンシップへと提唱している。

桑田の投げる球を受け取る立場の平田竹男にも著書がある。
「サッカーという名の戦争 −日本代表、外交交渉の裏舞台−」(新潮文庫)である。
おススメばかりしているが、この本もオリンピックのアジア予選がなぜダブルセントラル方式になったのかが興味深く記されていてなかなか面白かったと書いておこう。

ちょうど今日本のプロ野球界は統一球の問題でコミッショナー不信状態あるように思う。
この本の第二部第六章は「リーダーシップなき球界の不幸 世界戦略は」というものだ。
将来的には選手OBがコミッショナーになる道があっていいと思う。
だれがいいのか、この本を読み終わるとやはり一人の名前が浮かんでくる。

と書いたらテレビに桑田が出てきた。
どんなことを話すのか、関心を持って聞くとしよう。
posted by s-crew at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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