2014年03月27日

「ユリゴコロ」

「ユリゴコロ」 沼田まほかる 著 双葉文庫 読了。

何年か前に“イヤミス”という言葉がミステリの世界で流行った覚えがある。
嫌な気持ちになってしまうミステリ作品をさしている言葉だ。
具体的な作品をあげると、湊かなえの「告白」がすぐに思い浮かぶ。
あの作品を読んでる間、あるいは読んだあと、救われない思いがして嫌な気持ちになった記憶がある。
さらにこの沼田まほかるだ。
「ユリゴコロ」、読んでる最中は嫌な気分だった。

「ユリゴコロ」とはユリコが書いた4冊のノート。
そこには殺人に取り憑かれた人物の手記が書かれていた。
この手記が、本当に嫌な気持ちにさせる。
この種気を読んだ主人公の行動を追って物語りは進む。

ラストは衝撃だった。
やられた、と思った。
そうか、そうだったのか。
嫌な気持ちが残ったまま、ある種爽快感がやってきた。

沼田まほかるがどういった人物か調べたら、60歳を超える女性だった。
著者近影を見て驚いた。
この著者からあんな作品がでてくるなんと思った。
イヤミスはあまり読む気がしないが、怖いもの見たさのような感覚で、また読んでしまうかもしれないなとも思った。
posted by s-crew at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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